再生医療

◆脂肪幹細胞療法

治療経過
治療3ヶ月
左:治療前 右:治療一回、3ヶ月後の状態


 

猫の腎不全治療においては、体調の改善、BUN, Creなどの数値の改善が見られます。

たま

4歳4ヶ月、雑種、雌。腎不全
治療経過

経過

治療開始から、点滴や投薬は無し。
食欲も出てきて元気に過ごしておられます。
普通、食事をするとBUN、Creの値が上がり食べなくなります。
それで点滴で回復させるのですが、それの繰り返しになり、心臓の負担もあり、食欲が無くなります。

今回は食欲旺盛で、BUN、Creの値が下がっています。
今までの治療ではできなかったことが可能になり、希望がでてきます。

たま8ヶ月経過

優しい家族に囲まれて定期検診です。2015年11月16日(8ヶ月経過)
先日、BUNが100を超えたので心配で来られました。
今日は、それも下がりひと安心。
まだまだ、数値は高いのですが、食欲旺盛で元気にしていてくれるのが嬉しいとお話されていました。
食欲旺盛過ぎてお鼻が汚れているのって、嬉しい出来事です。
美人の「たまちゃん」、お鼻をキレイにしてね。(^^;

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20歳、高齢ねこにも脂肪幹細胞治療で効果。

ワウワウ

20歳の高齢ねこ。人間なら100歳オーバーでしょうか。
高齢になると腎不全になるのは仕方ない事かも知れません。
ワウワウ君。雄。
幹細胞治療を初めて、点滴、投薬なし。
食欲旺盛、風邪などの症状も改善。
BUN、Creの数値は劇的に下がり、Creは正常値と言っても良いほどです。

ワウの経過


飼い主さんのBlogで経過を紹介されています。

http://blogs.yahoo.co.jp/moriabibi/archive/2015/8/23


犬の水頭症、ヘルニアにも効果が出ています。

ホーク君、14歳。最初は良く寝るなぁと思っていたのが、イビキをかくようになり、
急に顎の痙攣、斜視の症状がでました。
病院に運び込まれた時は全身痙攣で重症でした。
てんかんの処置などで様子を見ながら、腫瘍などが無いかを検査し、水頭症と診断。
脂肪幹細胞治療に踏み切りました。

2015年の大晦日に治療に入り、一回の治療で一ヶ月後には、ほぼ正常な状態に回復しました。
水頭症の治療は今まで対応する方法が無いような状態の中で、
効果がすぐに現れたのは飼い主さんにとっても素晴らしいことでした。

また、それまでも胃腸障害で食が細く、ヘルニアもあって歩くのもゆっくり、ゆっくりという状態でしたが、
脂肪幹細胞治療の効果がこちらにもおよび、食欲旺盛、ヘルニアも回復し走り回るようになりました。


脂肪幹細胞治療には、日本式とアメリカ式が存在しますが、当医院ではアメリカ式を採用しています。
一回の治療で8,000万から1億ちかい幹細胞が入りますので、治療も一回で完了します。
日本式に比べて10倍近い細胞が「新鮮な状態」で取り込まれますので、効果が高いと思われます。

どちらの方式にせよ注意点は、腫瘍や猫エイズウイルス感染症(FIV)や
猫白血病ウイルス感染症(FeLV)などがあれば
治療することができません。

インターフェロン

 体の様々な場所に変化しきっていない幹細胞が存在します。
脂肪組織から採取できる脂肪幹細胞は採取が容易で、大量に採取でき、痛みが少なく、
他の部位より遥かに多くの幹細胞を含んでいます。

セル

作用として傷害された細胞や臓器の修復、血管新生による栄養供給、炎症反応の抑制があります。
アメリカでは多くのペットで実践されており、関節炎での治療効果が確認されています。
また、骨折癒合不全、椎間板ヘルニア、自己免疫性疾患および慢性腎不全などでの効果が期待されています。

詳細は院内別紙もしくは当院スタッフまでお問い合わせください。

 

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